クラッシュギャルズの怨敵 悪徳レフェリー阿部四郎さん死去

悪徳レフェリー阿部四郎さんが肺炎で死去

80年代、社会現象を巻き起こした空前の女子プロレス・クラッシュギャルズブーム。

長与千種とライオネス飛鳥の正統派コンビとダンプ松本率いる極悪同盟の血で血を争う抗争に、当時の女子中高生を中心とした日本中の女子プロレスファンが熱狂した。

そんなクラッシュvs極悪の抗争を影で支え盛り上げたのが、レフェリーの阿部四郎さんだ。

スポンサードリンク

極悪同盟サイドにつき、クラッシュとの試合では常にダンプ松本やブル中野に肩入れをし、極悪同盟の選手がカウントを取られようものなら無視を決め込む。クラッシュ陣営が強引にカウントを促せば超スローカウントで極悪の選手を逃すのを助ける。反対に極悪同盟がクラッシュ側からカウントを奪おうとすれば超高速カウントが入る。

極悪同盟が凶器攻撃をしようものなら当然見て見ぬふり。「レフェリー、何やってんだ!!」と怒号が飛び、女子学生ファンは憎しみを通り越して涙を目に浮かべる。

この、クラッシュファンの感情を逆なでする悪のレフェリングは、クラッシュvs極悪同盟という勧善懲悪の構図をよりわかりやすくくエンターテインメント化し、試合にスリルを持たせ、大いに会場をヒートアップさせた。

ダンプ選手が、クラッシュファンから憎しみや恨みまで買っていたため石を投げられることも珍しくなかったと、当時のエピソードをよく語っているが、阿部四郎レフェリーの憎まれぶりも半端なものではなかった。

まだプロレスがファンタジーに包まれていた時代、あのクラッシュと極悪同盟の大抗争の影の一番の立役者は実は阿部レフェリーだと言っても過言ではないのではないだろうか。

そんな稀代の名悪役レフェリー阿部四郎さんが、25日、肺炎のため他界された。76歳だった。謹んでご冥福をお祈りしたい。

スポンサードリンク