ジミー・ペイジが演奏しないで終了したロックイベント 返金や次回割引を発表

ジミー・ペイジ演奏なしイベントへの苦情で主催者が返金に応じると発表

cra2016
出典:KLABエンターテインメント

11日に東京・両国国技館で行われた「クラシック・ロック・アワード2016」で、出演者の一人である元レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジが演奏をせずにイベントが終了し、来場者から苦情が殺到していた件について、主催した3社がこのたびチケット代金の返金と、今年の来場者は来年の同イベントに割引価格での優待する旨の声明を発表した。

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イベントを主催したKLab Entertainment、TeamRock社、PCM社の3社にはイベント終了後から今日まで、当日のイベント来場者からの不満の声が多く寄せられていた。苦情や不満の内容は共通しており、ジミー・ペイジの演奏が当日なかった事に対するもの。

事前の告知ではイベントではジミー・ペイジが当日演奏をするかのように宣伝されていたにも関わらず、実際にはプレゼンテーターとして登場しただけで終了してしまったため、伝説のギタリストの生演奏に期待を込めていたファンからは失望の声が上がり、中には「詐欺だ」と言い出すファンも相当数現れた。

この事態に対して、主催者はこれまで「返金には応じない」としてきたが、公式サイトからこのコメントを削除し、20日に新たに今後返金に応じていくことと、今年の来場者への来年開催予定の同イベントの先行販売及び割引価格でのチケット購入の優待の措置を取ることを正式にアナウンスした。

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次回の優待の方法については次回イベントの公式サイト内にて詳細が発表されるという。

返金については、返金希望者からの受付期間は2016年11月20日(日)~12月20日(火)とされている。返金にはチケットの半券が必要となるが、すでに捨ててしまっている場合などは客観的・合理的に確認できれば半券がなくても返金に応じるという。詳細はKLabの公式サイトに掲載されているので確認いただきたい。

主催者のKLabは当初「本番直前にジミー・ペイジ氏の意向によって演奏が中止となった」と説明していたが、CRA2016のイベント公式サイトでは「ジミー・ペイジ氏が演奏する予定は最初からなかった」とそれぞれが違った見解を発表し、ファンの混乱や不信感に拍車をかけてしまった。ゴタゴタはあったものの最終的には返金に応じ、次回の割引価格での優待などの対応に踏み切ったことは、主催者サイドの示した誠意と言えよう。

信頼を回復し、次こそはファンの期待に応えるために「クラシック・ロック・アワード2017」は是非とも成功するように祈りたい。

かつてのフェスのように、アワードも新しい概念のイベント

余談になるが、一部の専門家の意見では「ロックアワード」という形式が通常のライブとは異なり、あくまで「授賞式」であるため、ペイジ氏が演奏しなかったことは想定内とすべきとの見解もあるようだ。

日本にはレコード大賞などの「授賞式」の音楽イベントはあるが、洋楽の「アワード」とは少しニュアンスが異なるように思う。本場直輸入のアワードはイベント全体を一つのエンターテインメントとして楽しむというような慣習があるようにも思える。

フェス形式の音楽イベントもかつては日本になかったが次第に認知されていったように、アワード形式のような日本に馴染みの薄いイベントも、主催者の活動によって今後次第に認知されていけば、音楽業界の発展に繋がっていくのではないだろうか。

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