今年の漢字2016年は「金」過去との重複にネタ切れ感否めず

今年の漢字2016年は「金」に決定

今年の漢字2016年「金」
年末恒例の日本漢字能力検定協会「今年の漢字」が12日発表され「金」に決まった。

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今年で22回目を数える同イベントはすっかり年の瀬の風物詩となっているが、今年選ばれた「金」の一文字は、2000年、2012年に続いて通算3度目の受賞(?)。正直なところ、ネタ尽きた感・ネタ切れ感を感じずにはいられない。

2016年「金」
2015年「安」
2014年「税」
2013年「輪」
2012年「金」
2011年「絆」
2010年「暑」
2009年「新」
2008年「変」
2007年「偽」
2006年「命」
2005年「愛」
2004年「災」
2003年「虎」
2002年「帰」
2001年「戦」
2000年「金」
1999年「末」
1998年「毒」
1997年「倒」
1996年「食」
1995年「震」

そもそも「今年の漢字」はハガキとインターネットでの公募によって決定しており、いわば国民投票、総選挙方式となっている。そういった点では公平性を保っており、毎年民意が反映された一文字が選ばれていると言えるだろう。

しかし、過去22回のうち、3回もが「金」の文字となると、果たして「今年の漢字」という希少性は存在するだろうか?イベントとしての面白みは本当にあるだろうか?

今年「金」が選ばれた背景には夏のリオ・オリンピックでの金メダルラッシュや舛添前東京都知事の政治とカネ(金)の問題、イチローの通算3,000本安打達成という金字塔、PPAPで大ブレイクのピコ太郎の衣装の色などが挙げられているが、金メダルの話題ならオリンピックの開催ごとに「金」が選ばれる確率は高くなるし、政治とカネの問題なんて常に起こっていることだし、スポーツ選手の記録などを「金字塔」と称するのなら毎年誰かしらを探してくることは可能だろう。衣装の色でいいならマツケンサンバがブレイクした2004年も「金」で良いのでは?と思ってしまう。

漢字一文字という最小単位では、いくらでも後付けやこじ付けが可能で、その一年だけという限定性を表現するのには向いていないのではないかと思えてしまう。

昨年の「安」を例にとれば「安全保障関連法案」「テロや異常気象などで人々が不安」「建築偽装問題で安全が揺らいだ」「安心してください履いてますよ」の「安」。裏の意味としては安倍政権の「安」も表現しているとの見解もあったが、それは置いておくとして「安全・安心」と「不安」という真逆の意味に近い言葉を一文字で表すのも納得いかない。

極端に言えば「死ぬ」「死なない」という二つの言葉を「死」という一文字で表してしまったら疑問に感じる人が多いだろう。それと同じだ。

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「そんなの屁理屈だろ?」と言われるかも知れないが、もともとその年の様々な出来事を一文字だけで表すというのが非常に無理があってナンセンスな考えだと感じるのは私だけだろうか?

「今年の漢字」と称するなら、22回のうち3回もすでに被ってしまうような「一文字」ではなく、2文字の熟語にすればいいのである。

「今年の熟語」ならバリエーションは無数にあるし、少なくとも同イベントが継続している間にネタが尽きたり過去と被ったりする心配はない。それでも一つの単語でその年の世相全てを表現しようとするのはかなり無理があるとは思うのだが…。

世界一早い来年の「今年の漢字 2017」を予想

いろいろ不満を書いてしまったが、漢字という日本文化に国民が関心を寄せるきっかけとなるイベントなので、来年以降も続いてくれれば嬉しい。暗いニュースも多いが、このようなイベントが話題になるなんて実に平和なことではないか。

ちなみに来年2017年の「今年の漢字」をどこよりも早く独自に予想してみたい。

来年は「仮想通貨元年」を迎えると言われており、ビットコインに代表される仮想通貨が日本でも本格的に流用され始めるという。大手銀行なども今年は仮想通貨を通貨と認め、来年以降独自の通貨を発表していくという流れが予想されている。

また仮想現実を取り入れた産業や商品なども飛躍的に増えてくるだろう。

そこで、来年の「今年の漢字」は仮想通貨、仮想現実の「仮」の一文字だと予想しておきたい。

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