キングコング西野の絵本無料公開とラーメンズのコント100本Youtube公開

キングコング西野が絵本を無料公開
出典:吉本興業ホームページ

お笑いコンビキングコングの西野亮廣が自身の絵本作品「えんとつ町のプペル」をインターネット上での完全無料公開に踏み切ったことが話題となっています。

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同書は絵本作家としての西野の最新作で定価2,000円で現在も販売中のもの。すでに絵本としては異例の23万部以上の売り上げを記録しており絵本としては大ヒット作です。制作過程においてはクラウドファンディングで資金を募ったり、4年半もの歳月を費やしたりといったことで話題にもなり、また、西野自身が初版数の制限の規約の関連で自腹で1万冊を購入したことも大きな話題となりました。

そこへきて今回の無料公開のニュース。聞けば2,000円もする本を「自分では買えない」と訴えかけてきた子供の声に耳を傾けた結果の判断とのこと。より多くの人に知ってもらえることの方が価値があると西野は語っており、確かに素晴らしい英断だと思う。

無料にすることでサービスに見合った対価を支払うという経済の原則に対する意識が薄れてしまうのでは、と子供の経済感覚への懸念の声も聞かれるが、現時点では「こうすることが正しい」という明確な回答は存在しないのではなかろうか。

その無料公開について少し斜めから見てみると、すでに多くのネットユーザーが指摘しているように、完全な無料奉仕の精神という訳ではないようだ。

西野が「えんとつ町のプペル」を公開しているのはサイバーエージェントが運営する「Spotlight」というバイラルサイト。「えんとつ町のプペル」を見ようとすれば嫌でもアフィリエイト広告が視界に入ってくる。そう、無料公開とはいえしっかりアフィリエイトリンクが貼られている点に「結局ここでももうけてるじゃん!!」という声が多く聞かれている。

作品を無料公開しているのは事実だし、アフィリエイト広告が多少あったところで気にするかしないかは個人の感覚によるところが大きいのではないかと思う。通常のアフィリエイトは成果報酬型となっており、リンク先でのユーザーの商品購入が報酬発生の条件となる。仮に西野のような著名人が記事を掲載した場合には成果報酬型ではなく、表示回数によって報酬が支払われたり、クリックだけで報酬が発生するクリック課金型広告など、別の契約を結んでいるのかも知れないが、どのような事実があるにせよ西野を非難するのは単なる僻み根性ではあるまいか?

無料公開に際して”ついでに広告収入が得られる”というオプションがあれば、通常の感覚なら”それならその方法で”と考えるのではないか?この件で西野がズル賢いとか銭ゲバとか偽善者とか様々な誹謗中傷を受けているようだが、私としては筋違いのクレームのように感じてならない。

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ここで西野とは別の話だが、やはりお笑い芸人とお金に関連する話で紹介したいエピソードが。知る人ぞ知る「ラーメンズ」の話題である。ラーメンズは小林賢太郎と片桐仁の二人で結成されるコンビでお笑いと演劇を融合させたような独自の世界観を持ったコントを得意とする人気コンビ。片桐仁は近年は人気テレビドラマ等への出演も多く、ご存知の方も多いのではないだろうか。

そんなラーメンズが自身のコント100本を今年の1月1日よりYoutubeにて公開(つまり無料)スタート。その広告収入を日本赤十字社を通じて災害復興に充てるという。

Youtubeにおける広告収入も人気動画ならば非常に高額な収入が見込めるという仕組みを、Youtuberの登場以降は一般人でも日常知識として持っている。ラーメンズのような人気芸人ならそれなりの広告収入が生まれるだろうし、その広告収益が被災地復興のために使われるというのならこれは立派な被災地支援活動だ。

著名人の中には高額な寄付をしたり、実際に被災した現地に出向いてボランティア活動を行なったり、チャリティー活動に取り組んでいたり、様々な形で復興支援に携わっている人は少なくないが、ラーメンズのように動画配信という形で自分たちのネタを見て楽しんでもらい、結果的に広告収入が復興支援に役立つというのは手法としては実にスマートで受けtれられやすいのではないだろうか。

西野のような作品の無料公開、ラーメンズのような広告収入の寄付、形は違えど発信者が自分なりに考えて何かしらを世の中に還元したいとの思いで取り組んでいるこれらの活動は多くのクリエイターにとって良い刺激となることは間違いないだろう。

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