2020東京オリンピック招致で「楽しい公約」をした芸能人を覚えていますか?

東京オリンピック開催で改めて著名人の公約を検証

2020東京オリンピック

リオデジャネイロオリンピックに続いてリオデジャネイロパラリンピックも先日無事に閉幕しました。

開催前にはいろいろな問題が危惧されていた今回のオリンピックでしたが、蓋を開けてみれば大盛況、オリンピックでは日本勢は過去最多数のメダルを獲得する大活躍を見せてくれました。

いよいよ次は4年後の2020年東京オリンピック・パラリンピックとなるわけですが、この東京五輪招致の際に多くの著名人が招致が成功した場合に様々な取り組みを行なうという「TOKYO2020楽しい公約」というプロジェクトがあったことを覚えていますか?

今ではほとんど話題にされることがないこの「楽しい公約」ですが、果たして参加していた有名人の皆さんは本気でこの公約を実現させてくれるのでしょうか?今回はこの「楽しい公約」について振り返ってみたいと思います。

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公約の中身じっくり振り返ろう

まずは画像をご覧ください。これが当時のプロジェクト参加著名人の公約です。正式名称は「2020年オリンピック・パラリンピック東京招致プロモーション 『楽しい公約プロジェクト』」でしたが、すでに公式サイトは閉鎖されています。

招致運動が当時盛り上がりに欠けたため国民に広くPRする意図で開催された企画かと思われますが、当時でも認知度はそれほど高くなかったように思いますし、開催が決まった今となっては覚えている人の方が少ないでしょう。

内容を振り返ってみると、その気になれば実現可能なライトなものから、まさか招致が実現するとは思っておらず勢いで宣言したような悪ノリっぽいもの、是非とも観てみたい壮大なプロジェクトまで内容は様々です。見たい、見たくないは別として、公約として掲げた以上はどの公約も是非とも実行してほしいものです。

東京五輪楽しい公約

公約は守られるのか?今後の展望

それぞれの公約が実行されたのか、あるいはこれから実行される予定なのか、一時的に盛り上がっただけでうやむやにして終わってしまうのか、各著名人の公約のその後の進捗状況を調べてみました。

太田雄貴

フェンシングで知事と対決します。

(実現度:◎)大前提として東京都知事選挙がオリンピック直前の7月に行なわれるのか、特例としてオリンピック後に時期をずらすのか、そもそも小池知事が満期まで就任しているのか、いろいろな事情を考えなければなりませんが、ここでは小池知事が就任しているということを仮定して話を進めていきたいと思います。太田選手の公約は都知事とのフェンシング対決。多忙な小池知事ですが「約束は守らなければなりませんから」と協力的な姿勢を見せて、PR活動の一環として応じてくれると予想します。

ドラえもん

超巨大どら焼きをみんなとつくります。

(実現度:◎)ドラえもんの公約ですので、子供の夢を裏切ってはいけないという建前があるので、テレビ朝日のどこかの番組の企画の一環として実現されるのではないでしょうか?テレ朝の敷地内の特設広場で、夏休みに入って間もない時期に実現すると思います。

猪瀬直樹

スポーツのチカラで日本の子ども達を元気にします。 

(実現度:◎)猪瀬知事が既に退任したため、この公約は実現することはなさそうです…と言いたいところですが、よくよくこの公約を見れば実にお役所的な曖昧な内容です。仮に猪瀬元知事が知事職を続けていたとしたら、この公約に対して何か具体的なアクションをしたかと言えば疑問です。オリンピックを開催する時点でこの公約内容のようなニュアンスは含有しているようにも感じますし、小池都知事にこの公約をスライドさせてもやはり特に何か具体的にしなければならない行動というものはないと思われます。したがってこの猪瀬元都知事の公約は「達成」として良いと考えます。

浜田雅功

開会式のどこかのシーンで必ず見切れます。

(実現度:◎)かなりどうでもいい公約ですが、浜ちゃんもお笑い芸人だからこそバカバカしいこの公約を守ると予想します。「ガキの使い」が最有力でしょうか。

澤穂希

銀座のホコ天でサッカーの試合をやっちゃいます。

(実現度:○)警視庁に協力を得ないとならないため、かなり大掛かりな公約になります。澤選手としては忘れてほしいと願っているかも知れませんが、公約はサッカーをしている小中高生などの耳にも入っていますので、もしも心待ちにしている子がいることを考えたら期待を裏切ることはよろしくないですので、なかったことには出来ないと思います。まるまる試合を行なうのは交通整理の関係で難しいでしょうから、エキシビジョンのような形で、30分以内で終わるような簡単なルールの試合っぽいものが実現できれば充分とするべきでしょう。

ホラン千秋

ちょっとの間、ゴリン千秋に改名します。

(実現度:△)ホラン千秋は有能なタレントですので、2020年の時点には芸能界で確固たるポジションを築き上げていると思います。この改名という公約が面白いか面白くないかは別として、本人は実行できるように動いていくと思います。一つだけ懸念されるのが、もしかしたら現在のようなバラエティータレント色が薄れて、より報道系の仕事が主体となっていた場合には難しいかも知れません。ですので△としておきます。

竹田恆和(招致委員会理事長)

ニッポンを世界に誇れるスポーツ大国にします。

(実現度:◎)この公約もお役所らしい優等生的な内容で面白みはゼロです。具体的に何かをすることを明言しているわけではないので評価もしづらいですね。オリンピックが行なわれる時点でこの公約内容のようなことを全ての日本人が目指しているわけです。

石川佳純

スカイツリーの最上階で卓球します。

(実現度:○)テレビ番組の企画か何かで是非とも実現してほしい公約です。

テリー伊藤

欧米人に負けないよう、胸毛を植毛します。

(実現度:○)テリー氏は馬鹿馬鹿しいお笑い企画にこそ真剣に取り組むでしょうから、胸毛植毛の実現度は高いと思われます。実際に招致が決まった際に高須クリニックの高須院長に相談をしているようです。しかし問題点が一点。胸毛の植毛というのは技術的に難しいそうで、うまく定着させることがほとんどできないというのです。代替案としてヘアコンタクトのような貼るタイプの増毛方式でオリンピック期間中を過ごすということになるかも知れません。何れにしてもテリー氏がこの企画をなかったことのようにスルーするということは考えにくいです。テリー氏のサービス精神に期待しましょう。

村田諒太

あなたを個人的に鍛えます。

(実現度:△)ボクシングの村田選手の公約ですが「あなた」というのがどのような人が対象になっているのかはっきりしません。おそらく公約を発表した当時も細かいことは考えていなかったのではないかと思います。もし実現するならデビューを目指すようなレベルの生徒を集めて指導するのか、それともごく短期間に集中レッスンのような形でスクールのような形で開催するのか、それともテレビ番組の企画として昔のTBSの「ガチンコ」の中の「ガチンコファイトクラブ」のような大掛かりなものを行なうのか。多忙な村田選手ですので、本格的な指導に割くような時間はないというのが実際のところでしょうから「1日ボクシング体験」のような企画が現実的かも知れません。

はるな愛

結構イケてるスッピンを披露します。

(実現度:◎)これもかなりどうでもいい公約ですが、本人がSNSに画像をアップすれば終わる話ですので実現度は高いと思います。どこかのバラエティ番組で実現するというパターンもあるでしょう。ちなみにSNSと言えば2020年にはどのような進化を遂げているか非常に興味深いところですね。

寺川綾

2020名の子供たちとオリンピックプールで一緒に泳ぎます。

(実現度:×)澤選手の公約同様に期待している子供たちがいることを想定すると、なかったことにはしづらい公約です。しかし2020名もの子供たちが一斉にプールに入るとなると厳重な監視体制を整えないと大きな事故につながる危険があります。全国各地を中継で結んで一斉に25mを泳ぐような企画にすり替えるならバラエティー番組などで実現できなくもないと思いますが、公約では「一緒に泳ぐ」と言っているので同じプールであるというのが最低条件となると思います。そうなるとやはり安全面を考慮すると実現は難しいと言わざるを得ません。

原辰徳

あなたとグータッチします。

(実現度:○)当時の原監督はすでに退任してますが、バラエティー番組の企画や巨人軍のファン感謝デーなどとのコラボ企画で実現可能な公約内容かと思います。

大津祐樹

リフティングで皇居一周に挑戦します。

(実現度:△)警備の問題さえクリアできればバラエティ番組などの企画で実現はできると思います。

森永卓郎

メイド服のコスプレをして応援します。

(実現度:◎)招致決定後すぐにバラエティ番組でメイド姿を披露しているモリタク氏。実際のオリンピックではマラソンの沿道から声援を送ると語っているようです。本人も目立ちたがりですし、周囲のニーズが皆無だとしても本人がノリノリで実行するでしょう。

吉田沙保里

8年後、止められても出ます。

(実現度:◎)リオオリンピックで銀メダルに終わり進退が注目されていた吉田選手ですが、東京でのオリンピックということで引退自体は否定した吉田選手。前向きに調整していくということですので、東京の舞台でも女帝は必ずその健在ぶりを見せてくれるでしょう。

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パンツェッタ・ジローラモ

東北の子どもたちに本場のイタ飯を振る舞います。

(実現度:◎)招致できようができまいが、東北にボランティアの手を差し伸べるのは是非してほしいと思うのでジローラモ氏には公約を実行してほしいと思います。ちなみにこの公約は逆の言い方をすると、招致できなかったらイタ飯を振る舞いません、という内容に受け取れてしまえますが、そのような意図はジローラモ氏にはないでしょうから、企画段階でジローラモ氏サイドにもっと助言してあげた方が良かったのでは、と余計な心配をしてしまいます。他の公約と比べるとやや異質な印象を受けます。

入江俊介

47都道府県で水泳教室をします。

(実現度:×)入江選手も多忙ですから、スケジュールの中にこの企画をねじ込むのは困難なのではないかと推測します。

相川七瀬

腹筋を割って、勝手にオリジナル応援歌を作って歌っちゃいます。

(実現度:◎)是非とも実行してほしいと思います。ちなみに応援歌というか、公式の応援ソングがどうなるかも注目ですね。サザンの「東京VICTORY」でしょうか?あと、通常は民放各局がそれぞれ応援ソングをタイアップしますが東京五輪の時も各局バラバラなのか、超党派で結束するのか、そのあたりも興味が尽きませんね。

加藤凌平

全国のラジオ体操会に飛び入り参加します。

(実現度:×)この公約も加藤選手が練習で多忙なことを考えると、全国各地に直接行くのは難しいかと思います。

田原総一郎

2020年までしぶとく生き続けます。

(実現度:○)こればかりは田原氏本人の健康次第ですので何とも言えませんが、ご高齢の現在でも高橋みなみにハマって元気全開のようなので、2020年はまだまだジャーナリストとして活躍されていると思います。

三宅宏実

子供たちといっしょに巨大神輿を担ぎます。

(実現度:○)バラエティ番組か何かの企画で、どこかの地方の祭りで巨大神輿を担ぐということなら、時間的拘束も2〜3日で済むでしょうし可能ではないでしょうか。告知すればオファーをしてくるお祭りもたくさんあると思います。

小島奈津子

東京観光のガイドさんやります。

(実現度:○)「1日駅長」のような形で「1日ガイド」ということなら番組の企画として実現可能だと思います。2020年も「ワイドナショー」があれば最有力です。

野口健

富士山をものすごい速さで登ります。

(実現度:◎)野口氏にとっては富士山クラスはスケジュール調整さえできれば登ることはそれほど難しくないはず。「ものすごい速さ」の基準がわかりませんが、ドクターストップがかからない範囲で挑戦してもらいたいです。

林家三平

母にたてついてみます。

(実現度:◎)笑点新メンバーとなった三平師匠。海老名香葉子にたてつこうがたてつかまいがどうでもいいことですが、明日にでも実現できるくらい難易度が低い公約なので、実行してもらえればと思います。

いっこく堂

猪瀬知事の会見を腹話術でサポートします。

(実現度:△)知事が猪瀬氏から舛添知事を経て小池知事に変わりましたが、会見をサポートというのは公式な会見でということだと難しいかも知れません。くだけた会見があればジョークの範囲で実現可能かとは思います。(いい意味で)非常にくだらない公約なので見てみたい気はしますけれどね。

野々村真

妻に反抗してみます。

(実現度:△)三平の公約と並んでどうでもいい公約ですね。面白さもよくわかりませんが安いバラエティ番組の企画か何かで実現する可能性はあるかも知れません。

田川博己(JTBグループ本社社長)

「旅の力」でジャパンブランドを世界に発信します。

(実現度:○)オリンピックに向けてJTBの新プランはいろいろ登場してくると思います。外国人観光客向けのオリンピック期間限定ツアーなども充実していくことでしょう。

青木保(国立新美術館館長)

文化芸術による21世紀日本の新たな社会基盤作りに協力します。

(実現度:◎)この公約もお役所的な面白みに欠ける公約ですが、美術館館長なら突飛なことも言えないでしょうから、こんな感じのことしか言えないというのが正直なところなのでしょう。

青柳正規(国立西洋美術館館長)

文化とスポーツの架け橋になります。

(実現度:◎)青木館長と同じく無難なことしか言えない立場ですので、このような公約になってしまいますね。

宮坂学(Yahoo!JAPAN社長)

どんな無理をしてでもフルマラソンで3時間半切ります。

(実現度:◎)誰かを喜ばせるために何かをします、という公約ではなく自分自身に試練を課す形の公約になっています。ストイックに挑戦してもらって是非記録を作ってほしいと思います。

田中良和(グリー社長)

都内に綺麗な緑を2020本植えちゃいます。

(実現度:◎)話題性十分ですから必ず実行すると予想します。道路脇や公園などだと行政の管轄の許可がいる問題ですのでどのようにクリアしていくのか。または屋上の緑化などの一環としてビルオーナーなどに呼びかけて民間で広げていくのか。その辺りの展開を緻密に進めて是非実現してほしいと思います。

それぞれの公約はメッセージ

実現してほしいという希望的観測も含めて、ほとんどの公約が実現可能だと評価・判断をしました。実行されるにしても2020年が近づいてから、あるいは2020年になってからというものが大半だと思いますが、このような企画があったことを是非国民の皆さんにも思い出してもらい、発案者それぞれがそれぞれのメッセージを込めて公約を実現することで、オリンピックを盛り上げてもらえたらより楽しいオリンピックになるのではないかと思います。

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