東京都の豊洲技術会議議事録捏造に見るアップデートなき思考回路

東京都の豊洲盛り土問題でホームページに掲載された責任転嫁のための捏造記事

東京都の築地市場の豊洲移転先の盛り土問題

小池知事の厳しい調査が進む中で、先日の報告では具体的に指示をしたのは誰かという特定は出来なかったとされた。

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小池知事も「段階的に盛り土なしの空気のようなものができていった」との見解を発表したが、この調査内容には小池知事も都議会議員も、テレビで発表の様子を見た都民も、みんなが揃って大きな疑問を抱いた。

指示をしたのが誰なのか、どこの部署なのか、特定できないはずはないからだ。しかし、この見え見えの嘘を都のお役人は平気で貫き通そうとする。

一般的な庶民感覚で言えば「こんな下手なウソではバレるのも時間の問題」と感じるところだが、偉いお役人の皆さんは「これでどうにかゴマかしきれるだろう」と真剣に思っているのではないだろうか?そうでなければ稚拙で小手先だけのこのようなハッタリだけを携えて集中審議の場に臨んではこないだろう。

小池知事への調査報告結果の提出に関して、これまで非公開にしていた第9回技術会議の議事録を辻褄合わせのために9月16日に慌ててホームページ上に掲載をした。当時、空間の提案をしたのは都側ではなく技術会議にて独自に提案されたものとする捏造した内容が堂々と記載されている。既成事実に仕立て上げたかった故のアリバイ作りというわけだ。

この捏造に対して市場長は「結果として間違いがありお詫びしたい」と謝罪はしたものの、都民感情としては「”都合のいいように嘘をついてました、ごめんなさい”だろ!!」と思ったのではないだろうか。

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都は専門家のメンバーで構成されていた技術会議に今回の問題の責任を転嫁しようとしていたわけなので、参加していた多くの専門家の方々の感情も穏やかではないだろう。

重要証拠となりうる都と「日建設計」との協議の議事録については「行政監察室に証拠書類として提出してしまった」として提出を拒否。議会を軽視しているとも受け取れる態度に都議からはヤジが飛んだ。

小池知事にしてみれば豊洲問題は多くの都政課題の1ピースに過ぎない。しかし、ここまで時間をかけて、調査の手を緩めることもなく、問題と向き合っているのは豊洲問題が自身が掲げる「東京大改革」の象徴となりアピール力を持っているからだ。

この問題の背景に見え隠れする都政の闇を白日のもとに晒して、知事としての実行力を都民にも都の職員にも知らしめたいという思いがある。

小池知事は引き続き調査を遂行し、2次報告書をまとめる考えを示している。

都の職員の全てがこのような責任逃れ体質、隠蔽体質だとは言わない。むしろ真面目に都民のために業務に当たっている職員の方が多いだろう。しかし、今回の答弁の様子を見る限り、一部の公務員の思考回路は旧態依然としており、既得権益を守ることや自己弁護することだけを最優先するような錆びきった思考回路を持ち合わせているように思う。こんな古びた考えのお役人様が都民の生活を豊かにするために都民に寄り添って職務を果たしてくれるなんて到底思うことができない。突き放した言い方をすれば非常に哀れな人種に映って仕方ない。

小池都知事の号令のもと、都の職員の皆様には都民への奉仕という原点に立ち返って思考回路を是非ともアップデートしてほしいものだ。

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